排尿のトラブルには尿失禁があります。


この尿失禁の代表的なものに、腹圧性尿失禁と

切迫性尿失禁というものがあります。


腹圧性尿失禁はの症状は、咳やくしゃみ、笑ったときに

尿がもれてしまうようなものがあります。


また、散歩やジョギングなどの軽い運動でも

尿漏れをおこす症状が現れます。


このように腹圧性尿失禁は、咳やくしゃみ、

運動などで腹圧があがるときに、不意に尿が

漏れ出してしまうことをいいます。


尿漏れが起こる原因としては、便秘、肥満、出産、

老化、運動不足などさまざまです。


便秘が尿漏れの原因になるのは、膀胱を圧迫したり

骨盤底筋を閉めにくくするなどの影響があるからです。


また肥満も便秘と同じように、膀胱圧迫や骨盤底筋に

影響があります。


これに対して切迫性尿失禁とは、突然強い尿意を感じ、

そうなると我慢できずに漏れてしまうことをいいます。


通常は尿意を感じても、脳が排尿のコントロ一ルしてくれるので、

トイレに行ってから排尿が出来ます。


しかし切迫性尿失禁は、このコントロールがうまく出来なくなり、

自分の意志とは無関係に膀胱が勝手に収縮し、

尿漏れを起こしてしまうのです。


切迫性尿失禁のケースでは、脳卒中などの後遺症で

コントロールが出来なくなったことが原因でなるケースも

あるようです。


また、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方が

混ざっているものを、混合性尿失禁といいます。


また、溢流性(いつりゅうせい)尿失禁がありますが、

これは尿が出にくいのに、漏れてしまうような症状があります。


原因としては、糖尿病の神経障害などがあります。

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2021/01/08(金) 15:11 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)